HOME>スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HOME>市原隼人

『acteur』より、座長!市原隼人③

では、ラストスパート
一気にいこうと思います



≪直線ではなく円でいたい≫

市原の現場の居方を見るにつけ、現場で大きな声を出し続けていることに、得心がいく気がしてきた。

以前、別の作品でベテラン・キャメラマンの木村大作にインタビューをしたとき、「いつも怒鳴っているというふうに思われてるが、それは撮影所の隅々にいるスタッフたちに声を届かせるため。
中心にいないスタッフはどうしても気が緩む。声が聞こえることで同じ認識がもてるんだ」と教えてもらった。
野球やスポーツで、チーム全体が常に声を出してるいるように、声は、別々の心をひとつに束ねることができる。
市原の声も、現場の隅々まで、呼びかける気持ちの現われなのだろう。

「現場はチームですから、みんなと強調したいんです。本番でも監督、カメラ、照明、美術、衣装、ヘアメイクなどなど、役者、みんなが交錯しあって、作っています。
カメラマンさんのバイブスを感じてカラダが動いていくのも面白いですよ。
僕は、真っすぐではなくて、円の中心でいたいんですね。
軸足を回転させながら、いろんな方向を向いて、そこにいるいろんな人に合わせていたいんです


撮影が休みの日、映画用の取材が行われた。
市原は「サルの衣装で取材を受けたい」と提案。
そこには、休みの日も、取材の日も、サルの人生の途上を歩もうという気迫があった。

撮影に立ち会った本誌編集者は、目を見張った。
「衣装を着たら、動きがガラリと変わった。そして、カメラ前で、自由自在にポーズをとっている。
カラダが柔らかくて、後ろに反り返ったりして、すごくおもしろい動きができる。
インタビューを聞いていても、何年か前に取材をした時と全然違っていて驚いた。
あのころは、俳優はいつやめてもいい、美容師になりたいっていってたのに、こんなに芝居について考えを語るなんて・・・」

たくさんの役との出会いを通して、いつの間にか、市原は、芝居について深く考え、熱く語るようになっていた。

「だんだんと芝居に興味がわいてきたんです。ピエロやカメレオンみたいに、変わっていくのを、お客さんに楽しんでいただきたいと思うようになりました。俳優って“芸者”だと思うんですよ」

表現者であると言いながらアーティスト然とはならないで、お客さんにサービスをする「芸能に生きる者」であることを自覚している。
相手あってだからこそ、真剣さも増すのかも知れない。


マユミとのシーンで、だいたいの流れを打ち合わせしてテストが始まった。
打ち合わせた動きをほぼやり終えたのに、監督はなかなか「カット」と言わない。
市原は新しい動きを考えやり続けた。
ようやく「カット」の声を聞くと、市原はホッとしたように笑った。

「アイデアが出なくなることはないです。アイデアにつまるっていうのは、こういうのはダメかも?と自分で判断してしまうから。
演技に正解はないと思うから、思いついたものは、まず、何でも躊躇なく提示します。
それを、監督にジャッジしてもらえばいい」



≪いい意味で騙し続ける≫

「猿ロック THE MOVIE」は、雨に見舞われることが多く、クランクインの日も雨だった。
撮影の進行が遅れていく中、市原は笑顔で居続けた。

「例え、体調が崩れていたとしても、関わっている仕事が終わるまでは誰にも言わずに過ごしたい。
サルの現場だとしたら、みんなをいい意味で騙すくらいに笑顔でい続けたいと思います。
そうすることで、周囲の雰囲気も、良く保てると思うんです」


現在、22歳。
一般社会で言ったら、大学を出て社会人1年生になったばかり。
ここまでプロフェッショナルな意識を持っているのか、と驚くと、「座長ですからね」と小さく笑った。

「座長って言葉、いいですね」と反応すると、話す言葉のトーンが少し上がった。

「この間、豪くんに言われたんです。“うちの座長よ~”って。座長って言われると、ちょっと気持ちいいですね」

「かっこいいですね」周囲の人に「座長」って言ってもらえるなんていいなと心から思った。

「かっこいいけど・・・もっと頑張らないといけないと思われますよ。現場に入ったら。お酒も飲めなくなりますし」

「ええっ?飲んでる人も俳優にはたくさんいるでしょ?」

「いや、お酒を呑んだら士気下がるっしょ?だから呑めないです」

「呑んでも、さきほどの、具合悪いのを隠すみたいに、表に出さないようにすれば?」

「ああ、そういう人もいますね。でも、どこかしら、出ちゃうじゃないですか。稽舌も動きも変わっちゃいますよ」

前屈みで、ジッと一点を見つめて話す、その肩に、何か重いものを担いでいるようなたくましさを感じた。



子供の頃からの友人関係を大事にしているが、彼らから「うわっ、また、入っちゃうの、現場?」と寂しがられるそうだ。現場に入るとほとんど遊ばなくなるからと。

「でも、現場が終わるのをちゃんと待っていてくれますから。休みの前日は、“明日、遊びに行こうぜ”って誘ってくれるんです。そういう楽しみもチョイチョイ あるから嬉しい。ご褒美みたいなものですね。そのためにも、仕事をせいいっぱい頑張っています」


地元の話になると、顔が大きく緩む。
最後の最後で、座長は市原隼人自身をちょっとだけのぞかせた。


img009.jpg

いやぁ、ほんといい話聞かせてもらった感じ
なかなか、ここまでの記事かいてくださる方いないし

ほんと嬉しかったです

しかも、今まで知らなかったことも知れた気がします。なかなか現場の雰囲気は私たちには分かりませんものね。

最後に記事を、企画・構成してくださった「木俣冬」さんのブログには、【純度の高い美しく透明な石のような印象でした。】と、書かれてました。








いつもランキングポチッ!
ありがとうございます
関連記事

この記事のトラックバックURL

http://hika59.blog102.fc2.com/tb.php/573-ae0621a6

コメント

役者 市原隼人
hikaさん すごい量の記事アップありがとうございました。

私が行った本屋には2軒ともおいてなく、あきらめようとしていましたが、記事内容を見て、やっぱ買わねば!
と思いました。

こういうレポをみると、市原隼人さんがいとおしくなって、ますます応援したくなります。

また、明日、ちがう本屋に走ってみます☆
hikaさん 長文の記事をありがとうございましたm(__)m
これだけの文をタイピングするのって、すごく大変なことだと思います。
「ありがとう」の言葉だけじゃ全然足りませんが、
hikaさんの愛♪に心から感謝しています。

『acteur』最高ですね(^^)
私も読んでいて涙が出ちゃいました(^^;)
永久保存版ですね♪
一昨日の事があったからでしょうか
なおさら心に響きます

bassaさんのおっしゃるとおしい気持ち
そうですよね~
ますます応援したくなってきちゃいました。




bassa さん♪ 1616さん♪ mさん♪
途中からPCの調子がおかしくなって途中で公開されちゃってごめんなさい。

読みづらかったでしょ
今もPCおかしくってコメント書くのも何度も書き直してます。

一応最後まで書き込みましたので、よかったらまた読んでくださいね。
いつも貴重な情報ありがとうございます。
私も購入してから、何度も読み返しています。
イッチを良く理解し、表現してくださって嬉しいかぎりです。

事故のことでブルーになった気分もイッチの更新と、この
記事で楽になりました。
やはり市原隼人を大好きだ~~~!と再確認しました。

今後の映画も楽しみですね。
イッチを生かしてステキな映画にして欲しいです。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
鈴 さん♪
本当にそうですよね、ここまでしっかり見て、理解してくださって、記事にしてくださるのはとても嬉しいです。

映像には映っていない裏の部分を知ることができてありがたいですよね。

今度の作品も、さらに楽しみになりました
コメントくださった方
いつも来てくださりありがとうございます。

市原くんへの温かい気持ちがとても嬉しかったです、これからも遠慮せずにコメントくださいね、

これからも宜しくお願いします。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky Ruins DW99 : aqua_3cpl Customized Version】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。